【7月6日 AFP】(更新、写真追加)ロシア極東カムチャツカ半島(Kamchatka Peninsula)で6日、28人を乗せた旅客機An26が消息を絶った問題で、航空当局はAFPに対し、捜索班が機体の一部を発見したと明らかにした。

 航空当局は「捜索班が同機の残骸を発見した。現場の地形上の問題により、救助活動は困難だ」とメールで明かした。発見場所は、同半島の沿岸部だとしている。

 地元検察当局の報道官は先に、同機は主要都市ペトロパブロフスクカムチャツキー(Petropavlovsk-Kamchatsky)から沿岸のパラナ(Palana)へ向かう途中、午後2時40分(日本時間午前11時40分)に消息を絶ったと述べていた。

 現地通信社は初期報道で、生存者発見の望みはないとしていた。

 複数のヘリコプターや船、海上警備隊の航空機1機が派遣され、オホーツク海(Okhotsk Sea)に重点を置いて捜索が行われていた。

 航空当局は、残骸はパラナの空港の滑走路から4〜5キロ離れた「海岸沿い」で見つかったとしているが、海上かどうかには言及していない。パラナの空港は、沿岸線から3.3キロ内陸にある。(c)AFP