【7月8日 AFP】米フロリダ州マイアミ近郊サーフサイド(Surfside)で発生した12階建て集合住宅の一部が崩落した事故について、図解でまとめた。

 1981年に建設された12階建て集合住宅「チャンプレイン・タワーズ・サウス(Champlain Towers South)」で6月24日未明、一部が崩落する事故が発生した。

 事故の原因は現在調査が進められているが、主な原因として、安全性の審査に先立って工事が行われていたことと、建物が立っている場所で地盤沈下が確認されていたことの二つが挙げられている。

 また、防犯カメラの映像からは建物の大部分がわずか数秒で崩壊したことが判明しており、構造に致命的な欠陥があった可能性も指摘されている。

 今月4日には、勢力の強い熱帯低気圧「エルサ(Elsa)」の接近を受け、一部が崩落した集合住宅の残存部分が爆破解体された。同日までに24人の死亡が確認され、依然121人が行方不明になっている。(c)AFP