【7月5日 AFP】東京五輪に向けた男子バスケットボールの予選は4日、各グループの決勝が行われ、スロベニアはルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)がトリプルダブルを記録するなどチームをけん引し、リトアニアを96-85で下して初の五輪出場を決めた。

 リトアニア・カウナス(Kaunas)での一戦に臨んだスロベニアは、米プロバスケットボール(NBA)のスター選手である22歳のドンチッチが第2クオーターに15得点を決めるなど31得点を挙げると、11リバウンド13アシストを記録し、チームを勝利に導いた。

 一方、NBAで活躍するドマンタス・サボニス(Domantas Sabonis)とヨナス・バランシウナス(Jonas Valanciunas)を擁するリトアニアは、初めて五輪の切符を逃すことになった。

 この日はカウナスを含め4都市で決勝が行われ、クロアチア・スプリト(Split)では、ドイツが成長著しいブラジルを75-64で下し、2008年の北京五輪以来となる本戦行きを決めた。

 セルビア・ベオグラードでは、イタリアが2016年のリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得したセルビアに102-95で勝利し、五輪の出場権を獲得した。

 また、カナダ・ビクトリア(Victoria)ではチェコがギリシャを97-72で下し、東京五輪に出場する12チームが出そろった。

 出場12チームには開催国である日本も含まれており、リオ五輪で金メダルを獲得した米国や、スペイン、ナイジェリア、アルゼンチン、イラン、フランス、オーストラリアの7チームも、2019年に行われたFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)ですでに出場権を獲得している。(c)AFP