【7月4日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は3日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-3、7-5でカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)を下し、16強入りを果たした。

 2回戦までは不安定なプレーが目立ったバーティだが、この日は少しなめらかさを取り戻したように見えた。

 初のベスト8入りが懸かる4回戦では、先日の全仏オープン(French Open 2021)を制した第14シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)と激突する。

 クレイチコバはこの日、アナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)を7-6(7-1)、3-6、7-5で下した。

 その他の試合では、第20シードの17歳コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)がカヤ・ユバン(Kaja Juvan、スロベニア)を6-3、6-3、第25シードの2018年大会女王アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)がアリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich、ベラルーシ)を2-6、6-0、6-1でそれぞれ退け、4回戦で相まみえることになった。

 今回の女子シングルスで活躍を見せている10代の選手はガウフだけでなく、この日は18歳のワイルドカード(主催者推薦)、エマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)も16強入りを果たした。

 ルーマニア人の父と中国人の母の間にカナダで生まれ、2歳の時に英国に移り住んだ世界338位のラドゥカヌは、ベテランのソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)を相手に見事なプレーを披露し、6-3、7-5で勝利を収めた。(c)AFP