【7月1日 CGTN Japanese】世界銀行は6月29日に発表した報告書で、中国について、「経済活動の相次ぐ正常化に伴い、回復の範囲が広がっているため、今年の経済成長率予測を8.5%に上方修正する。全面的な経済回復は新型コロナウイルスワクチン接種の推進にかかっている」としました。

 米AP通信によりますと、世界銀行は、中国の今年の経済成長率予測を8.1%から8.5%に上方修正しました。中国は、世界の主要国で初めて、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中で経済回復を実現し、工場と消費者の活動は感染症発生前の水準に回復しています。2020年に経済のV字回復を実現して感染症発生前の水準に回復した国は、東アジアでは中国とベトナムだけです。

 世界銀行は、「中国は今年の夏の初めまでに人口の40%へのワクチン接種が見込まれている。経済が全面的に回復するには、新型コロナウイルスワクチン接種の進展と集団免疫の達成が必要だ」としています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News