【7月1日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-3、4-6、4-6、6-4、6-2でオスカー・オッテ(Oscar Otte、ドイツ)を下し、3回戦に進んだ。

 屋根が閉じられたセンターコートでマレーは、1セット先行された状況から世界151位のオッテに逆転勝利を収めた。シングルスでのウィンブルドン出場が2017年以来となるマレーは、股関節や鼠径(そけい)部の故障との闘いに悩まされ、現在は世界118位まで後退している。

「最後の雰囲気は素晴らしかった」とコメントした34歳のマレーは、「今夜はみんなの力が必要だった。良い仕事ができた。終盤にはいくつか最高のショットがあったがタフな試合だった」と振り返った。

 4時間に迫る戦いを制したマレーは、「明らかに疲労がある。何度も転んでしまった。コートはツルツルだ」と苦言を呈すと、「全ての面で順調だ。臀部(でんぶ)もまだ大丈夫。あしたは休息日なので、リフレッシュして良いプレーができるよう願っている」と続けた。

 マレーは次戦、16強入りを懸けて大会第10シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)と戦う。(c)AFP