【6月29日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2021)は28日、グループステージ第3節の試合などが行われ、グループGの名古屋グランパス(Nagoya Grampus)は山﨑凌吾(Ryogo Yamasaki)が前半のうちにハットトリックを記録するなどし、ラーチャブリー・ミトポンFC(Ratchaburi Mitr Phol FC、タイ)に4-0で勝利した。

 ジョホール・ダルル・タクジム(Johor Darul Ta'zim、マレーシア)と浦項スティーラース(Pohang Steelers、韓国)にも勝利し、これで今大会3連勝となった名古屋は、決勝トーナメント進出に近づいた。

 タイ・バンコクにあるラジャマンガラ・スタジアム(Rajamangala Stadium)での雨に見舞われた一戦に臨んだ名古屋は、右サイドからマテウス(Mateus dos Santos Castro)が完璧なクロスを送ると、長身FWの山﨑が頭で合わせて28分に先制した。

 3分後、今度は左サイドの吉田豊(Yutaka Yoshida)からのボールにヘディングで合わせた28歳の山﨑は、相手GKがシュートをはじいたところに詰め、前半アディショナルタイムにこの日3点目となる得点を挙げた。

 さらに名古屋は69分、米本拓司(Takuji Yonemoto)からパスを受け取った齋藤学(Manabu Saito)が確実にゴールを決め、リードを広げた。

 一方、初出場チームの一つで、これで3連敗となったラーチャブリーは、自分たちがこのレベルでプレーするのにふさわしいのか明らかに疑問を感じていた。

 グループHではガンバ大阪(Gamba Osaka)が2点差を追いつき、大会優勝経験を持つ全北現代モータース(Jeonbuk Hyundai Motors、韓国)と2-2で引き分けた。

 全北は2分にスタニスラフ・イルチェンコ(Stanislav Iljutcenko)が先制点を決めると、17分には邦本宜裕(Takahiro Kunimoto)が追加点を挙げた。

 それでもガンバは27分、31分とパトリック(Anderson Patric Aguiar Oliveira)が立て続けに得点し、試合を引き分けに持ち込んだ。

 この結果、2試合を終えたガンバと全北は勝ち点4で並んだものの、得失点差でガンバが組首位に立っている。(c)AFP/C. J. Elias