【6月28日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2021)は27日、米ジョージア州アトランタ(Atlanta)のアトランタ・アスレチッククラブ(Atlanta Athletic Club、パー72)で最終日が行われ、ネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)がメジャー初制覇を果たし、2014年以来7年ぶりに米国の選手が世界ランキング1位に立つことが決まった。

 チェコの元テニス選手ペトル(Petr Korda)氏を父に持つ22歳のコルダは、最終ラウンドで二つのイーグルを奪い、スコアを4ストローク伸ばして通算19アンダーをマーク。一騎打ち状態だった同胞リセット・サラス(Lizette Salas、米国)を3打差で振り切った。

 コルダは「大きな努力を重ねて、そして今年ようやくツアー3勝と、メジャー初勝利を挙げることができた。言葉にならない」とコメントした。

 コルダは28日に更新されるランクで、高眞榮(Jin Young Ko、コ・ジンヨン)と朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク)の韓国勢を抜いて3位から1位に浮上することも決まっている。米国選手がランクトップに立つのは2014年のステーシー・ルイス(Stacy Lewis)以来で、2006年のランク導入以降ではルイスとクリスティ・カー(Cristie Kerr)に続いて3人目となる。

 金孝周(Hyo Joo Kim、キム・ヒョージュ、韓国)とジュリア・モリナロ(Giulia Molinaro、イタリア)が大きく離れた9打差3位タイ、パティー・タバタナキット(Patty Tavatanakit、タイ)とダニエル・カン(Danielle Kang、米国)が11打差5位タイに入った。

 全米女子オープン(US Women's Open Championship 2021)女王の笹生優花(Yuka Saso、フィリピン)は5ストローク伸ばして通算3アンダーの21位タイ、渋野日向子(Hinako Shibuno)も同じく5ストローク伸ばして通算1オーバーの40位タイで大会を終えた。(c)AFP