【5月30日 AFP】テニス、エミリアロマーニャ・オープン(Emilia-Romagna Open 2021)は29日、男子シングルス決勝が行われ、20歳のセバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)が6-2、6-4でマルコ・チェッキナート(Marco Cecchinato、イタリア)を下し、キャリア初優勝を飾った。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)を制した元世界2位のペトル(Petr Korda)氏を父に持つコルダは、決勝初進出となった1月のデルレイビーチ・オープン(2021 Delray Beach Open)では優勝を逃していたが、この日はチェッキナートを破って初タイトルを獲得した。

 今大会は観客の入場が許可され、ファンは大会が行われたパルマ(Parma)に近いブレシア(Brescia)を拠点とするチェッキナートを応援した。

 コルダも「きょうは非常にタフな選手が相手で、観客の存在も楽ではなかった」と認めたが、「彼への応援が続いた中で、自分自身を誇りに思うし、うまく対応できたと思う」と話し、「以前から夢見ていた」優勝だと喜んだ。

 30日から開幕する全仏オープン(French Open 2021)では、初戦でペドロ・マルティネス(Pedro Martinez、スペイン)と対戦する。初出場となった昨年の同大会では、最終的に優勝したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れたものの16強まで勝ち進んだ。(c)AFP