2度目の脱獄で4人殺害か、大規模捜索続く ブラジル
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【6月24日 AFP】ブラジル中部ゴイアス(Goias)州で、脱獄中に4人を殺害したとみられる男を追って、ハリウッド(Hollywood)映画さながらの大規模な捜索が繰り広げられている。
だが、首都ブラジリアから車で西に2時間ほどの小さな町、コカルジーニョデゴイアス(Cocalzinho de Goias)の住民にとって、これまで2度脱獄したラザロ・バルボザ(Lazaro Barbosa)容疑者(32)の捜索劇はまごうことなき現実だ。
コカルジーニョデゴイアス郊外で今月9日、家族4人が刃物で殺害されているのが見つかり、バルボザ容疑者はブラジルで最重要の指名手配犯になった。
警察官300人以上が動員されているが、同容疑者は捜査網をかいくぐり続けている。野山をくまなく捜し、捜索犬やヘリコプター、ドローンも投入されているが成果は上がっていない。
バルボザ容疑者はブラジル全土の注目を集め、コカルジーニョの町を恐怖に陥れた。ある住民は「わずかな物音でもパニックになってしまう。とても怖い」とし、バルボザ容疑者のことを「悪魔の生まれ変わりだと話す人もいる」と語った。
細身で細い顎ひげを生やし、額に掛かるぼさぼさの前髪越しにカメラをにらみつけるバルボザ容疑者の手配写真も恐怖をあおっている。
ゴイアス州と接する北東部バイア(Bahia)州出身のバルボザ容疑者は、2011年に強盗とレイプの罪で収監されたが2016年に脱獄し、2018年に捕らえられた。今回再び、コカルジーニョ近くのアグアスリンダス(Aguas Lindas)の刑務所から脱獄した。
家族4人の遺体が発見されて以来、逃走中のバルボザ容疑者が強盗を働き、地元住民を撃って拉致しようとしたという「ブラジリアの連続殺人犯」の目撃談がちまたにあふれている。(c)AFP