【8月30日 AFPBB News】惑星状星雲は、小型望遠鏡で見ると太陽系の惑星の姿と似ていることからその名がついたが、中小質量の恒星の残骸であることが分かっている。

 質量が太陽の8倍以下の中小質量星は、超新星爆発を起こさない。終末を迎えると、外層部のガスを放出し、白色矮星(わいせい)と呼ばれる高温高密度の中心部が残る。核融合反応を終えた白色矮星が余熱で放つ光で、周囲に広がったガスが輝いているのだ。

 典型的な惑星状星雲は直径が1光年程度で、輝いている期間はほんの数万年ほどとされる。

 太陽が終末期に入り惑星状星雲となるのは、約50億年後と考えられている。(c)AFPBB News