【6月22日 CGTN Japanese】中国の越境ECの輸出入はここ数年好調で、その規模は急拡大を続けています。統計によりますと、2020年に輸入の規模は1000億元を突破しました。

 商務部を含む6つの政府部門は2018年11月に越境ECの輸出管理強化に関する「通知」を出し、北京など37都市で試行を始めました。越境ECによる小売輸入商品に対して、個人使用品の監督・管理に適用され、初めての輸入時に求められる許可書、登録や申告などの手続きが省かれています。2020年には、その対象は86の都市と海南島(Hainan)全域に拡大されました。

 今年3月に福建省(Fujian)福州市(Fuzhou)で開催された初の中国クロスボーダーEC取引会で成約の意向が示された金額は、暫定的な統計では35億ドルを上回っています。また、税関のデータによりますと、2020年の越境ECの輸出入額は昨年同期比31.1%増の1兆6900億元でした。越境ECは対外貿易のハイクオリティー発展の新たな原動力になっています。

 越境ECの分野ではクラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能、ブロックチェーンなどのデジタル技術が広く活用され、そのモデルチェンジやグレードアップを助けています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News