【6月21日 AFP】陸上女子短距離のアリソン・フェリックス(Allyson Felix)が20日、東京五輪米国代表選考会の400メートルで2位に入り、自身通算5度目の五輪出場を決めた。

 35歳のフェリックスはホームストレートに入る前に脱落したかに思われたが、懸命の走りで先頭に食い下がり、49秒78で優勝したクアネラ・ヘイズ(Quanera Hayes)に次ぐ2位に入った。

 トラック種目の女子選手としては五輪史上最多となる6個の金メダルを獲得しているフェリックスは、50秒02を記録。100分の1秒差でワデリン・ジョナサス(Wadeline Jonathas)が3位に入った。

 フェリックスはレース後「ここまで来るのは戦いだった。私がどうやればいいのか分かっているのはそれだけで、最後まで戦い抜いた」とコメント。

「自分の経験をとにかく総動員したかった。5度目の(五輪)出場は本当に特別」

 来月の東京五輪以降に引退するフェリックスは、これまでの五輪と世界陸上(IAAF World Championships)で獲得したメダルのコレクションをさらに増やすチャンスを再び手にしている。(c)AFP