【6月19日 AFP】陸上女子中距離のシェルビー・フーリハン(Shelby Houlihan、米国)は18日、ドーピング違反による資格停止処分の差し止め請求が認められなかったとして、同日行われる東京五輪の代表選考会に出場できなくなったと明かした。

 女子1500メートルと5000メートルの米国記録保持者である28歳のフーリハンは、昨年12月のドーピング検査で禁止されるステロイドに陽性反応を示し、現在4年間の資格停止処分を受けているが、原因は汚染肉を含んだブリトーを食べたことだと主張していた。

 同選手に対する処分は、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が資格停止を支持する判断を下したことで今週明らかになった。

 担当弁護士は、フーリハンがCASの裁定に異議を唱えている間、米オレゴン州ユージーン(Eugene)で開かれる五輪選考会への出場が認められるよう、スイス連邦最高裁判所に対して緊急の処分差し止めを求めた。

 しかしながら、請求が却下されて女子1500メートルのレース初日に参加することはできなくなったとフーリハンは明かし、「この裁定によって、再び五輪の代表チームに入るという目標はついえた。自分に非がないことで夢やキャリアが奪われてしまい、完全に胸が張り裂けている」と心境を語った。

 フーリハンはCASの正式な裁定が出され次第、スイス連邦最高裁で異議申し立てを続行する意向を示し、「このようなケースで勝訴するのは難しいと言われたが、真実が判明すると信じ続ける」とコメントした。

 また全米陸上競技連盟(USATF)はこの前日、異議申し立て中の同選手の出場を認めると発表していたが、陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」から反ドーピング規則に違反することになると強い反発を受けていた。(c)AFP