【6月17日 AFP】ボツワナのダイヤモンド企業デブスワナ(Debswana)は16日、世界で3番目に大きいとみられる1098カラットのダイヤモンド原石を発掘したと発表した。

 1日に発掘された原石は16日、首都ハボローネでモクウィツィ・マシシ(Mokgweetsi Masisi)大統領に披露された。

 デブスワナのリネット・アームストロング(Lynette Armstrong)社長代理は、「ジェムクオリティー(最高品質)の原石としては、世界で3番目に大きいと思われる」と述べた。

 さらに、原石を「希少で特別」と呼び、「ダイヤモンドとボツワナの関係において、非常に大きな意味を持っている」と述べた。「苦境にあえぐボツワナに希望をもたらすものだ」

 この原石は、ダイヤモンド生産大手デビアス(De Beers)と、世界トップクラスのダイヤモンド生産国ボツワナ政府の合弁会社であるデブスワナがこれまでに発掘した中でも、最大のジェムクオリティー原石となる。

 世界最大のダイヤモンド原石は、1905年に南アフリカで発見されたカリナン(Cullinan)で、3106カラット。2番目は、2015年にボツワナ北東部カロウェ(Karowe)で発見されたレセディ・ラ・ロナ(Lesedi La Rona)で、テニスボール大の1109カラットとなっている。(c)AFP