レアルが主将セルヒオ・ラモスの退団発表 契約延長に至らず
発信地:マドリード/スペイン
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【6月17日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は16日、16シーズン在籍した主将のセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が退団すると発表した。
35歳のラモスはけがに苦しみ、今年に入ってからはわずか5試合の出場にとどまっていた。20-21シーズンの公式戦出場は、レアル加入後で自己最低の21試合。通算では671試合、101得点となっている。
ラモスは2005年にセビージャFC(Sevilla FC)からレアルに加入。フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長が最初の任期中に獲得したただ一人のスペイン人選手だった。
在籍時には多くのトロフィーを獲得しており、リーグ優勝5回、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)優勝4回、スペイン国王杯(Copa del Rey)優勝2回と、クラブ史上で最も成功した選手の一人となった。
しかし、今シーズンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)陽性に続き、右の太もも、左のふくらはぎ、さらには左のハムストリングを負傷して多くの試合を欠場していた。
スペインのメディアによれば、レアルとラモスは6月30日に切れる契約の延長で合意に至らなかったという。クラブ側は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響を受けて給与を10パーセント削減した1年契約を望んでいたが、ラモス側は2年の契約延長を求めていたと報じられている。
レアルはペレス会長立ち会いのもと、ラモスへの敬意を表したお別れのセレモニーを行うとしている。(c)AFP