韓国が最終予選へ、孫はエリクセンにエール W杯アジア2次予選
このニュースをシェア
【6月14日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)のアジア2次予選は13日、各地で試合が行われ、グループHの韓国は2-1でレバノンに勝利。決勝点を挙げた孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)は、欧州選手権(UEFA Euro 2020)の試合中に倒れたデンマーク代表の元チームメート、クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)にエールを送った。
PKを決めた孫は、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)時代のエリクセンの背番号「23」を指で表すと、中継のカメラに言葉を投げかけてキスをした。
12日のフィンランド戦で試合中に倒れたエリクセンは、CPR(心肺蘇生法)を受けて病院に搬送され、現在容体は安定しているという。
両選手はエリクセンが2020年にイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)に移籍するまで、イングランドで4年半チームメートだった。
先制を許すも孫のゴールで逆転勝利を収めた韓国は、グループH首位を守り、最終予選進出と2023年に中国で開催される第18回アジアカップ(2023 AFC Asian Cup)本大会出場を決めた。
試合を支配したのは韓国だったが、レバノンは13分にスーニー・サード(Soony Saad)のシュートがファーのポストに当たってゴールに入り先制した。
レバノンのディフェンスは前半をしのいだが、51分に孫のCKにソン・ミンギュ(Min-kyu Song)が頭で合わせたボールがマヘル・サブラー(Maher Sabra)に当たってゴールに吸い込まれた。さらに65分に韓国は、ジョアン・ウマリ(Joan Oumari)のハンドで得たPKを孫がゴール右隅に決めて逆転に成功した。(c)AFP