【6月14日 AFP】12日に行われたサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)の試合中にデンマーク代表のMFクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が突然倒れた件で、同国代表のチームドクターは13日、エリクセンは心停止を起こしていたと発表した。

 記者会見に臨んだドクターは「彼はあの世に行った。それからわれわれがCPR(心肺蘇生法)を施した」と話し、1回の除細動で息を吹き返したと明かした。その一方で心停止の「原因は見つかっていない」とし、これまでの検査結果に問題はないと付け加えた。

 イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)に所属するエリクセンは、チーム初戦となったフィンランド戦の43分に突然倒れ、横たわったまま動かなくなった。医療スタッフから心肺蘇生法を受け、約15分してピッチから運び出されたエリクセンは、その後病院に緊急搬送された。

 試合はエリクセンの無事が確認されるまで一時中断したが、安定した状態で意識があるという報告があった後、再開された。試合はフィンランドが1-0で勝利を収めた。(c)AFP