【6月14日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)は13日、グループDの試合が行われ、イングランドはラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)のゴールでクロアチアを1-0で下し、白星発進を切った。

 ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)にクロアチアを迎えたホームのイングランドは、途中まで相手をなかなか崩せずにいたが、スターリングの後半の得点で勝利を収めた。

 スターリングにとっては、これが主要国際大会13試合目の出場にして初ゴールとなった。試合前はジャック・グリーリッシュ(Jack Grealish)を抑えての先発出場を疑問視する声もあったが、完璧な形で批判に応えた。

 スターリングは、「ウェンブリーでメジャー大会を戦う機会があれば、絶対に得点しないといけないと、これまでも常に言ってきた。ついにそれを果たせて最高の気分だ」と話した。

 2016年の前回大会では振るわず、これまでイングランドのファンとは浮き沈みのある関係を築いてきたが、「所属クラブでゴールを記録できていない理由はさまざまあり、それは今全く無関係の話だ。ここにはイングランド代表としているし、サッカーを楽しんでいる」と続けた。

 イングランドを率いるギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督もスターリングについて「ラヒームのことをうれしく思う。試合を通して危険な存在だった。彼の持つ得点記録が、われわれは彼を信じるべきだということを示しているし、本人もそれを証明する気持ちでいると思う」と語った。

 イングランドはこの後18日にスコットランドとのグループ第2戦を戦い、22日にチェコとの最終節を迎える。(c)AFP/Steven GRIFFITHS