【6月13日 AFP】(写真追加)シリア北部の反体制派が実効支配するアフリン(Afrin)で12日、病院などが砲撃され、少なくとも18人が死亡した。

 在英NGOのシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、病院で医師1人と職員3人、女性2人、子ども2人の計8人が死亡した。

 この病院では、トルコの支援を受ける反体制派の司令官1人も死亡。負傷者は23人に上るという。

 同監視団はAFPに対し、「市内の複数の場所が砲撃された」と明かし、砲弾は「クルド人勢力の支配地域に近く、イランとシリア政権に忠誠を誓う武装組織が配備されている」アレッポ(Aleppo)県から発射されたと述べた。

 クルド人主体の民兵部隊「シリア民主軍(SDF)」は、砲撃への関与を否定する声明を発表した。

 シリアでは2011年に始まった内戦により、これまでに50万人近くが死亡した。(c)AFP