【6月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のダニエル・レビー(Daniel Levy)会長は12日、クラブの利益が最優先だとし、退団の意向を示しているハリー・ケイン(Harry Kane)に警告した。

 ケインは13年間タイトルのないクラブに不満を募らせ、すでに退団の意向を伝えたとされている。

 マンチェスター・シティ(Manchester City)が今季得点王との契約に前のめりだと報じられているが、レビー会長は契約を3年残すケインの残留に全精力を注ぐとした。

 この日、ファビオ・パラティチ(Fabio Paratici)氏を新たなスポーツディレクター(SD)に迎えたレビー会長は、移籍金が膨大になるためケインの望みはかなえられないだろうと話した。

 クラブのウェブサイトで「公の場で特定の選手について話すつもりはない」と前置きした上でレビー会長は、「私に言えるのは、勝てないことへの彼の不満は私、ファン、そして選手も共有しているということだ。全員が勝ちたいと思っている」と話した。

「ファビオが来たときに対処しなければならないことの一つに、どの選手をキープし、どの選手にほかのクラブを探してもらうかがある」

「マーケットはそこにある。われわれが望むことと、ほかのクラブが望むことが常に達成できるわけではない。われわれはクラブにとって正しいことなら何でもする」 (c)AFP