再合流のD・ジョレンテ「コロナ危機がチームを強くする」
発信地:マドリード/スペイン
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【6月13日 AFP】サッカースペイン代表のDFディエゴ・ジョレンテ(Diego Llorente)は12日、チームを襲った新型コロナウイルス危機はスウェーデンとの欧州選手権(UEFA Euro 2020)初戦を14日に控える選手を一致団結させたと話した。
8日の検査で陽性が出たジョレンテだったが、その後11日までに4回連続で陰性の結果が出たため、チーム合流を認められた。スペイン代表の選手は、軍隊の協力を得て11日に全員がワクチン接種を終えた。
先週末に陽性反応を示したセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)は現在も自宅で自主隔離中で、残された選手は個人練習しかできず、リトアニアとのテストマッチにも出場できなかった。
ジョレンテは記者会見で「ここにいる誰もが悲観的ではなく楽観的に捉えている」とコメント。「起きたことすべてが集団としてわれわれを強くしてくれた。今は終わりが見えている。メンタルのレベルで言うと、こういったことは大事な試合に臨む際の助けになるし、チームメートへの信頼は厚くなる」
「全員が同じ方向を向いていればすべてうまくいく。それがわれわれが信じているメッセージだ」
検査で3日連続で陽性者が出なかったスペインは、12日には今週初めてチーム練習を行う許可が下りた。
また再び集まった選手は、有事の交換要員として招集された17人を隔離環境の練習場から送り出す際に感謝を示した。ジョレンテは「力を貸してくれた選手全員に敬意を払い感謝しなければならない」と話した。
グループEでスペインはスウェーデン、ポーランド、スロバキアと対戦する。(c)AFP