【6月11日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は10日、オランダ1部・エールディビジのアヤックス(Ajax)に所属するGKアンドレ・オナナ(Andre Onana)について、ドーピング違反による出場停止処分の期間を当初の1年から9か月に短縮した。

 CASがオナナの「異議申し立てを一部認め、処分期間を短縮した」と発表したことによって、今年2月4日から適用されていた同選手の処分は、11月3日に解除されることになった。

 25歳のカメルーン代表であるオナナは、昨年10月30日の抜き打ち検査で禁止薬物に指定されている利尿薬フロセミド(Furosemide)が尿から検出されたが、アヤックスは同選手が体調を崩して偶発的に妻の薬を服用してしまったと訴えていた。

 CASの発表文ではまた、「当委員会は今回の裁定に当たり、別の人物に処方された薬を服用したアンドレ・オナナには『重大な過失』は何もなかったと判断した」と述べられていた。(c)AFP