【6月11日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)は10日、混合ダブルス決勝が行われ、デシラエ・クラウチェク(Desirae Krawczyk、米国)/ジョー・ソールズベリー(Joe Salisbury、英国)組が2-6、6-4、1-0(10-5)でロシアのエレナ・ベスニナ(Elena Vesnina)/アスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)組を下し、タイトルを獲得した。

 英国勢が全仏の混合ダブルスで優勝するのは、29歳のソールズベリーが39年ぶりの快挙となった。同選手は昨年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)でも、レジーブ・ラム(Rajeev Ram、米国)とのペアで男子ダブルスを制しており、四大大会(グランドスラム)では自身2度目の優勝となった。

 ソールズベリーは試合後、「第1セットはこてんぱんにやられたが、こちらのコンビネーションが徐々に良くなっていったら、相手のレベルが少し落ちたようだ」と振り返りつつ、「だけど、この一週間はとにかくリラックスした感じで、自分たちは楽しみながら物事を見ていたと思う。グランドスラムのタイトルを獲得できた」と語った。

 一方、27歳のクラウチェクは、アレクサ・グアラチー(Alexa Guarachi、チリ)とのペアで出場した昨年大会の女子ダブルスで準優勝を果たしている。(c)AFP