【6月7日 AFP】フランス競争当局は7日、米IT大手グーグル(Google)が広告掲載サービスで市場における支配的地位を乱用したとして、同社に2億2000万ユーロ(約290億円)の制裁金を科した。欧州各国の当局は、米IT大手各社に対する取り締まりを強化している。

 これに先立ち、仏日刊紙フィガロ(Le Figaro)など三つのメディアグループが、グーグルがオンライン広告事業を事実上独占していると訴えており、今回の措置は和解策の一環となる。

 仏競争委員会は、グーグルが同社の広告オークションサービスを優遇していたと指摘。同委によると、グーグルはこれに反論せず、第三者の広告掲載サービス企業との相互運用性の向上など、運営方法の改善に取り組む方針だとしている。(c)AFP