【6月6日 AFP】五輪で四つの金メダルを獲得している陸上男子長距離のモハメド・ファラー(Mohammed Farah、英国)が5日、1万メートルの東京五輪参加標準記録を切ることができず、同五輪でトラックでの競技生活にピリオドを打つシナリオに暗雲が立ち込めた。

 英国の五輪トライアルを兼ねた大会で38歳のファラーは、同胞のマーク・スコット(Marc Scott)より一つ下の8位に終わった。

 1万メートルに4年ぶりに出場したファラーは、7月23日に開幕する東京五輪の参加標準記録27分28秒00に約22秒届かなかった。

 惨敗に終わった理由についてファラーは、足のけがで2週間練習ができなかったためだと話した。「自分は4度の五輪王者だが、それには何の意味もない。レースに出て全力を尽くし、自らチャンスをつかまなければならない」

「トレーニングから帰ってきてから小さな悩みを抱えていた。フラッグスタッフ(Flagstaff、米アリゾナ州)で良いトレーニングをたくさん積んできただけに腹立たしい。2週間前だったら結果は大きく違っただろう。これもスポーツの一部だ」

 3週間以内に参加標準を突破しなければならないファラーは、2012年のロンドン五輪と2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルに輝いた5000メートルでの東京五輪出場に切り替える可能性もある。(c)AFP