【6月6日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)は5日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードの前回王者ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-3、6-3のストレートでキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を下し、16回目のベスト16入りを決めるとともに、一つの四大大会(グランドスラム)では最多となる全仏103勝目を挙げた。

 これまでは全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)で102勝、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で101勝を挙げているロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が最多だったが、この記録を上回った。

 四大大会50回目の16強入りを果たしたナダルは、14回目の全仏優勝と単独最多21回目のグランドスラム制覇を目指し、次戦は第18シードの19歳ヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と対戦する。

 ナダルは前回大会の準々決勝でシナーを退けているが、今回はそのときよりも厳しい戦いになることを覚悟し、「4回戦で当たる相手としては一番良いとは言えない。間違いなく危険な選手だ」とコメントした。

 シナーはマイケル・イマー(Mikael Ymer、スウェーデン)に6-1、7-5、6-3で快勝して2週目に勝ち進んだ。(c)AFP