【6月4日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長は3日、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督が来シーズンも続投すると発表した。

 取締役会に出席した後、ラポルタ会長は「われわれはすでにある契約を継続することに決めた」と認めた。

 今回の決定が発表される前、リオネル・メッシ(Lionel Messi)の説得や国王杯(Copa del Rey 2020-21)での優勝、移行期となった1年を率いたことは、クーマン監督が続投するのには十分ではないかもしれないと地元メディアは示唆していた。

 2022年夏までクーマン監督に委ねることが決まる前に、「非常に率直で包み隠しのない」話し合いが行われたとラポルタ会長は明かした。

「昨シーズンの終盤にうまくいかなかったことを共に検討するため、熟考するこの時間が必要だった」

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に敗れ、リーグ戦の優勝争いでも不本意な結果に終わったバルセロナのクーマン監督だが、「満場一致」の投票によって続投が決まった。

 ラポルタ会長は、クーマン監督の「模範となる振る舞い」を称賛した。

「われわれがすでに知っていたように、彼は真のプロフェッショナルであることを示した」

「素晴らしいシーズンが送れるだろうと確信している」 (c)AFP