【6月3日 AFP】米国で17年ごとに出現するセミを使った料理のレシピが多数公開される中、食品医薬品局(FDA)は2日、不用意に食べないよう警告した。

 FDAはツイッター(Twitter)に、「言っておかなければならないことがある! セミはエビと近縁関係にあるので、甲殻類アレルギーがある人は食べないで!」と投稿した。

 メリーランド、ペンシルベニア、バージニア、インディアナ、テネシーなどの州では今、「ブルードX(Brood X)」と呼ばれる17年周期で現れるセミが発生している。

 今年のセミの発生は、寒さと一部地域で起きた豪雨の影響で遅れ、散発的となっている。それでも鳥や犬、そして一部の人のセミを食べたいという欲求は衰えていない。

 香港生まれの米国人シェフ、バン・ライ(Bun Lai)さんは、地域住民らを公園でのセミ捕りに誘い、揚げたセミで巻きずしを作って振る舞った。

 自身のインスタグラム(Instagram)とツイッターで、セミを捕まえて調理し、無料で振る舞うと告知したバンさん。「一緒に料理する食材を持ってきて。私と一緒にいろいろやってみてもいいし、食べるだけでもいい!」と呼び掛けた。(c)AFP