イラン海軍最大級の艦船、出火後に沈没 オマーン湾
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【6月2日 AFP】イラン海軍は2日、同軍最大級の艦船が中東オマーン湾(Gulf of Oman)で火災を起こし、同日沈没したと発表した。乗員は全員、無事下船した。
全長200メートルを超える補給艦「ハールク(Kharg)」は1日、ジャスク(Jask)港沖で出火。
海軍は、「システムの一つ」で火災が起きたと発表したが、詳細には触れなかった。消火活動は「20時間にわたり」続けられたものの、沈没したとしている。同艦は数日前に「訓練」のために公海に出ていたという。
世界の石油産出量の5分の1が、オマーン湾を通過する。ジャスク港は、同湾の戦略的要衝であるホルムズ海峡(Strait of Hormuz)に近い。
ここ数か月、イランの船に対する襲撃が複数報告されており、敵対するイスラエルの関与が疑われていた。4月には、紅海(Red Sea)を航行していた貨物船「サビズ(Saviz)」で「爆発」が起きたと発表。メディアはこれに先立ち、イスラエルが同船を攻撃したと報じていた。(c)AFP