唯一生存の5歳児、集中治療室出る 伊ロープウエー事故
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【6月2日 AFP】イタリア北部ピエモンテ(Piedmont)州でロープウエーが落下し14人が死亡した事故で、唯一生存して入院していた5歳の男児が1日、集中治療室から一般病棟に移された。入院先の病院関係者が明らかにした。
先月23日にモッタローネ(Mottarone)山の山頂付近で起きた事故で、男児は一緒にゴンドラに乗っていた両親と弟、曽祖父母を亡くした。重体となった男児は航空機で病院に運ばれ、人工呼吸器をつけられて数日を過ごした後、27日に意識を回復していた。
男児が入院するトリノ(Turin)のチッタ・デラ・サルーテ(Citta della Salute)病院の広報担当者はAFPに対し、男児が昼食後、一般病棟に移されたと明らかにした。同病院は前日、男児は「着実に快方に向かって」おり、一般病棟に移すと発表していた。
同病院によると、男児にはおばが付き添っている。イタリアメディアによれば、男児の一家は2018年、イスラエルからイタリア北部に移住していた。(c)AFP