【6月5日 CGTN Japanese】浙江省(Zhejiang)では、デジタルによる公共サービスのスマート化を模索し、医療、教育、養老などの質の高い公共サービスで住民にメリットを与えようとしています。

 楽清市(Leqing)淡渓鎮(Danxi)の心電図検査を受けたばかりの患者は、リモート技術によって市内の医師の診断を受けます。1分後、分析報告が患者の主治医の所に戻ります。ビッグデータセンターと医療専用ネットとのつながりにより、郷と鎮の農村地域にある分院でも市内にある本院と随時情報交換ができます。これにより、郷と鎮の住民も優れた医療衛生サービスを受けることが可能です。

 衢州市(Quzhou)蓮花鎮(Lianhua)に一人で暮らしている74歳の徐生富(Xu Shengfu)さんは、政府が提供した「スマートリスト」をつけています。具合が悪いと感じると、これを3秒間押せば連絡がグリッドメンバーの所に入ります。

 緊急時の対応以外に、「リスト」は、心拍数、血圧、行動ルートなどのデータを把握することができます。健康管理プラットフォームにアップされると、スタッフたちは特別な養老サービスを提供することができます。

 注:グリッドメンバーは、現在の都市ネット管理技術を活用し、公共工事などの公共施設、環境、社会管理事務などを巡視し管理、処理するとともに、関連情報を収集、分析し処理する担当者のことを指します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News