【5月31日 AFP】南米サッカー連盟(CONMEBOL)は30日、6月に予定されているコパ・アメリカ(2021 Copa America)について、新型コロナウイルスの感染が急増している「現状を考慮して」アルゼンチンでの開催を見送ると発表した。

 現在は他国からの開催の申し出を検討しているという。

 今回のコパ・アメリカは本来アルゼンチンとコロンビアの共催で予定されていたが、CONMEBOLは前週、コロンビアでの開催を政情不安を理由に断念。コロンビアでは新型コロナの感染拡大に加えて反政府デモや暴動が激化しており、同国は大会を6月13日〜7月10日の開催から延期してほしいと訴えたが、CONMEBOLは拒否していた。

 アルゼンチンでは新型コロナの感染が過去最悪の状況に陥っており、前週の世論調査では7割がコパ・アメリカの開催に反対という結果が出た。

 コパ・アメリカはもともと2020年に開催される予定だったが、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)が原因で1年延期になっていた。(c)AFP