【5月31日 AFP】先住民を同化させる目的で100年以上前にカナダのブリティッシュコロンビア(British Columbia)州に建てられた寄宿学校の跡地から3歳児を含む子ども215人の遺骨が見つかったことを受けて、カナダ各地で30日、追悼行事が開かれ、半旗が掲げられた。

 ジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は、「カムループス(Kamloops)の寄宿学校で命を落とした215人の子どもたち、そしてついに家に帰ることができなかったすべての先住民の子どもたち、生存者、その家族のために、(首都オタワの)ピースタワー(Peace Tower)と連邦政府のすべての建物で半旗を掲揚するよう指示した」とツイッター(Twitter)に書き込んだ。

 トロントなど複数の自治体も半旗を掲揚すると発表した。

 各地で追悼行事も開かれ、モントリオールに近いカナワク(Kahnawake)の先住民族モホーク(Mohawk)人のコミュニティーでは30日、約100人の参加者が、フランシスコ・ザビエル(Francis Xavier)教会の階段に子ども用の靴や玩具を並べた。(c)AFP