【5月30日 AFP】コンゴ民主共和国東部のニーラゴンゴ(Nyiragongo)火山の噴火から1週間が経過し、フェリックス・チセケディ(Felix Tshisekedi)大統領は29日、状況は「制御されている」と発表した。政府はこの日、別の火山が噴火したとの誤報を伝えていた。

 チセケディ氏は記者会見で、「状況は明らかに深刻だが、制御されている」と話した。

 ニーラゴンゴ山はアフリカで最も活発な火山で、噴火後は1週間にわたり余震が観測された。ゴマ(Goma)からは住民約40万人が避難した。

 チセケディ氏は、火口に溶岩は残っていないが、地下を流れる溶岩がゴマ市内で表出する可能性は常にあるとして、ゴマに戻らないよう人々に強く警告した。

 この日、政府は別の火山が噴火したと発表していたが、後に誤報だったと認めた。

 ゴマ火山観測所(GVO)は、ニアムラギラ(Nyamulagira)山で「激しい活動」があったものの、「噴火はしていない」と確認した。(c)AFP/Alexis Huguet