【5月26日 AFP】中国国営メディアは、中部河南(Henan)省で、飼育員を殺し、脱走していたトラ2頭が射殺されたと報じた。中国では危険な動物の脱走が相次いでおり、適切な管理がされていない実態が浮き彫りになっている。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、トラはあるサーカス団の所有で、脱走当時は南陽(Nanyang)市の観光アトラクションのショー用に貸し出されていた。

 男性スタッフがトラに餌を与えていたところ、トラが逃げ出し、この男性に襲い掛かった。報道によると、男性はその後、病院で死亡した。

 国営テレビは、当局がトラの捜索を開始し、鎮静剤が仕込まれた鶏肉などを仕掛けたと伝えた。周辺住民は避難したという。だが、捕獲作戦はうまくいかず、当局は25日午後、2頭を射殺した。

 現地メディアは、その他の詳細は報じていない。

 中国では、危険な動物が動物園などから脱走し、人を殺傷する事故が相次いでいる。

 東部杭州(Hangzhou)市では今月初め、サファリパークからヒョウ3頭が脱走したことが明らかになった。うち2頭は捕獲されたが、最後の1頭の捜索は依然として続けられている。

 一方、東部安徽(Anhui)省の動物園では23日、職員がトラに襲われ死亡する事故が起こった。この職員は、トラが安全な場所に隔離されているか確認せずにおりに入ったという。(c)AFP