【5月26日 AFP】フランス・リーグ1のリール(Lille OSC)を率いるクリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督は、チームをリーグ優勝に導いてから2日が経過した25日、今季限りでチームを離れる意向であると仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)に話した。

 仏マルセイユ(Marseille)出身で54歳のガルティエ監督は、「ただ、ここでの時間は終わりだと深く信じている」とコメントした。

 オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)やニース(OGC Nice)、またイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)といったクラブからオファーがあると明かしたガルティエ監督は、チームを離れるのは「ルーチン化」を避けるためだと語り、「今がそのときだと感じている」と述べた。

 2017-18シーズンの途中に、マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)前監督の後任となったガルティエ監督は、チームの命運を好転させた。

 就任1年目にチームをなんとか残留させたガルティエ監督は、初めて開幕から指揮することになった翌シーズンにはチームをパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に次ぐ2位に導いた。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によってシーズンが打ち切られたため、昨季は4位扱いとなったリールだが、今月23日に行われた最終節で2010-11シーズン以来となるリーグ優勝を決めた。(c)AFP