リールが4度目のリーグ制覇、PSGは勝ち点1差で4連覇逃す
このニュースをシェア
【5月24日 AFP】20-21フランス・リーグ1は23日、第38節の試合が行われ、リール(Lille OSC)は2-1でアンジェSCO(Angers SCO)を下し、2010-11シーズン以来となる通算4度目の優勝を果たした。
10分のジョナサン・デイヴィッド(Jonathan David)のゴールと前半アディショナルタイムのブラク・ユルマズ(Burak Yilmaz)のPKで勝利を収めたリールは、同日スタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)を2-0で退けた2位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)を1ポイント差に抑え、リーグ制覇を成し遂げた。
後半アディショナルタイムにアンジェロ・フルジニ(Angelo Fulgini)に1点を返されるも、リールは逃げ切ってクラブ史上4度目のフランス王者に輝いた。新型コロナウイルス対策の規制により試合は無観客で行われたが、試合終了のホイッスルが鳴ると、リール(Lille)市内の通りは歓喜するファンであふれかえった。
マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督率いるPSGは、圧倒的な資金力を誇るものの今季のタイトルはフランス杯(French Cup 2020-21)のみに終わり、失意のシーズンとなった。
リーグ戦でPSGは今季、2011年にカタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)に買収されてからは最悪の8敗を喫し、リールとの直接対決2試合で1ポイントしか獲得できなかった。
PSGはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がPKを外したものの、37分にアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)のCKが直接ゴールに向かうと、ブレストのローマン・フェーブル(Romain Faivre)に当たってゴールに吸い込まれてオウンゴールで先制した。
さらに71分にキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のゴールで勝利を確実にしたが、タイトルの行方は決まったも同然となっていた。(c)AFP