【5月25日 CGTN Japanese】中国国家衛生健康委員会が24日に発表したデータによりますと、23日までに全国の31の省や自治区、直轄市で新型コロナウイルスのワクチン接種は計5億1085万8000回行われました。4億回を突破したのはわずか7日前だったということです。

 それによりますと、13日から、中国大陸でワクチンの接種は1日当たり1200万回を上回り、5月20日だけで1718万7000回にも達し、中国大陸における1日としての最多記録を更新したとのことです。

 中国疾病予防コントロールセンターの邵一鳴(Shao Yiming)研究員はこのほど、記者のインタビューに応じ、「今年の半ば、中国のワクチン生産能力はほぼ最高値に達するだろう。あと半年で、中国では集団免疫が実現できると思う」と述べたうえで、「研究によると、中国の不活化ワクチンは南アフリカ型や英国型、ブラジル型の変異株に対して有効であることが分かった。また、インド型にも対応できる」と指摘しました。

 なお、これまでに中国は世界各国に3億回分のワクチンを提供し、また、中国政府は中国のワクチン生産企業が発展途上国に技術移転し、協力による生産を行うことを支持すると表明しました。さらに、新型コロナウイルスワクチンに関する知的財産権の一時放棄への提案を支持することを宣言し、世界貿易機関(WTO)など国際的な機関がこれについて早期決定することも支持していくとしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News