【5月25日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2021)は24日、第16ステージ(サチーレ~コルティナダンペッツォ、153キロメートル)が行われ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のエガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)が独走で区間優勝を果たし、大会が終盤に差し掛かる中で総合優勝に向けて盤石の態勢を築いた。

 単独でフィニッシュしたベルナルは、両手を高々と上げて総合首位の証しであるマリアローザ(ピンクジャージー)を誇示し、復調をアピールした。

 チームDSM(Team DSM)のロマン・バルデ(Romain Bardet、フランス)とバーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のダミアーノ・カルーゾ(Damiano Caruso、イタリア)が、トップから27秒差の同タイムでそれぞれ2位と3位に入った。

 第9ステージを制して以降、総合トップを維持しているベルナルは、「きょうは特別なことをやり遂げ、レースで再び存在感を示したかった。チームもそうだ」と明かすと、「これで2分24秒のリードだ。山岳ステージで厳しい日があったとしても、状況に対処できるはずだ」と自信を見せた。

 2019年のツール・ド・フランス(2019 Tour de France)覇者ベルナルに続き、総合争いではカルーゾが2分24秒差の2位に浮上し、EFエデュケーション・NIPPO(EF Education - Nipppo)のヒュー・カーシー(Hugh Carthy、英国)が3分40秒差の3位で追随するという意外な展開となっている。

 大会前に優勝候補に挙げられていたチーム・バイクエクスチェンジ(Team BikeExchange)のサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)は、今ステージでトップから約2分半遅れのフィニッシュとなり、総合2位から5位に後退した。

 また、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)も、残り約30キロメートルのジアウ峠(Passo Giau)で脱落し、総合争いでベルナルから約30分遅れとなった。

 25日の休息日を挟み、レースは四つの山岳ステージと平たんコースを走る個人タイムトライアルの最終ステージを残すのみとなっている。(c)AFP