【5月24日 CGTN Japanese】22日午前10時40分、中国の無人探査機「天問1号(Tianwen-1)」に搭載されていた探査車「祝融(Zhurong)」が発進し、火星の地表での探査を開始しました。

「天問1号」の科学目標は火星の形態と地質構造の特徴、火星表面の土壌の特徴、水や氷の分布、物質の構成、気候と環境の特徴、火星の内部構造などを調査することです。同探査機は2020年7月23日に打ち上げられ、地球・火星間の飛行期間と火星周辺の軌道上では、中解像度カメラ、高解像度カメラ、鉱物スペクトル分析装置、磁力計など7台の装置を搭載した周回機による探査が行われています。

 今回発進した火星探査車「祝融」は、探査エリアの環境感知、火星表面の移動、科学探査を行いながら、地形カメラ、マルチスペクトルカメラ、レーダー、表面成分探査マシンなど6台の装置による詳細な探査を行います。同時に、周回機は中継軌道の飛行を続け、「祝融」との安定した中継通信を実施します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News