【5月24日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2021)は23日、第15ステージ(グラード~ゴリツィア、147キロメートル)が行われ、多くの選手が絡む大クラッシュが発生してレースが30分にわたって中断するアクシデントがあった。

 これにより、ここまで総合6位につけ、表彰台を狙える位置にいたボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のエマヌエル・ブーフマン(Emanuel Buchmann、ドイツ)ら、複数の選手がリタイアを強いられた。

 クラッシュはスタート地点のグラード(Grado)を出てから数キロメートルの場所で起こり、チームの発表によれば、頭を打ったブーフマンは軽い脳振とうを起こしたという。病院へ搬送されたブーフマンは、検査の結果、骨折は見つからなかったが顔と口を切り、股関節も負傷した。

 他にはコフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のナトナエル・ベルハネ(Natnael Berhane、エリトリア)、EFエデュケーション・NIPPO(EF Education - Nippo)のルーベン・ゲレイロ(Ruben Guerreiro、ポルトガル)、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨス・ファン・エムデン(Jos van Emden、オランダ)もリタイアとなった。

 ステージはチーム・クベカ・アソス(Team Qhubeka Assos)のヴィクトール・カンペナールツ(Victor Campenaerts、ベルギー)が優勝し、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のエガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)が総合首位を守った。(c)AFP