【5月23日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のFWリオネル・メッシ(Lionel Messi)が22日、母国アルゼンチン紙のインタビューに応じ、国王杯(Copa del Rey 2020-21)優勝が今季の「ターニングポイント」だったと話したが、自身の今後については口を閉ざした。

 アルゼンチン代表として出場するコパ・アメリカ(2021 Copa America)に備えて22日のリーグ最終節出場が見送られたメッシは、6月末で契約が切れてフリーになるが、メディアは交渉が継続中と伝えている。

 33歳のメッシは国王杯決勝でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に4-0で勝利し、2年ぶりのタイトルを獲得したことでドレッシングルーム内に興奮のムードが漂ったとし、「新加入選手が多くとても若々しい」とその雰囲気を評価した。

 アルゼンチンのスポーツ日刊紙「オーレ(Ole)」のインタビューでメッシは、「先の国王杯が特別だったというのは事実だ。節目だった」と話した。「クラブは良くなかった2年間から抜け出そうとしている」

「この国王杯がドレッシングルームのターニングポイントになった。非常に重要な転換点だ。まして個人的に自分は勝ってタイトルを獲得するのが好きだからね。タイトルは多ければ多いほど良い」

 今季リーグ戦30得点を記録したメッシは、通算8度目のピチーチ(得点王)に輝いた。契約延長交渉は継続中だとされているが、13歳で加入したバルセロナでのメッシの将来は依然として不透明で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)でジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督と再会するのではないかとうわさされている。

 なお、契約を延長しなかった場合、1-2で敗れてリーグ優勝の可能性が消滅した16日のセルタ(Celta de Vigo)戦がメッシのバルセロナでのラストマッチとなる。(c)AFP