【5月23日 AFP】20-21スペイン1部リーグ最終節で決勝点をマークし、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を優勝に導いたルイス・スアレス(Luis Suarez)がクラブに感謝を示した。

 昨年夏にFCバルセロナ(FC Barcelona)から新天地に加入したスアレスは、「アトレティコが扉を開いてくれた」と感謝の言葉を述べた。

 34歳のウルグアイ代表FWは、自身のゴールで2-1で勝利したレアル・バジャドリード(Real Valladolid)戦後、スペインのテレビ局モビスター(Movistar)に対し「感極まっている」と話した。

 スアレスは、今季3位に終わった古巣バルセロナを暗に批判し、「終わった選手とレッテルを貼られて、シーズンを迎えるという困難な状況を乗り越えなければならなかった。アトレティコは扉を開き、自分にまだ力があることを証明する機会を与えてくれた」と語った。

「だから自分を信頼してくれたこの偉大なクラブにこれからもずっと感謝し続けることになる」と目に涙を浮かべて話したスアレスは、「妻と子どもたちをはじめ、毎日多くの人が自分と一緒に苦しんだ。長い間サッカー選手をしているが、一番耐え忍ぶことが多かった年だと思う」と振り返った。

 また、タイトルは「アトレティコが偉大なシーズンを送った証拠」だというスアレスは、「僕らが最も一貫性のあるチームであることを示した」と続けた。

 バルセロナで4度リーグ制覇を経験しているスアレスは、アトレティコでの優勝は「あらゆる面で苦しんだので特別」だとし、「7シーズンで5度のリーグ優勝というのが自分の数字。そしてこれがルイス・スアレスだ」と続けた。(c)AFP