【5月23日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は22日、第34節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がFCアウクスブルク(FC Augsburg)戦の終了間際に今季リーグ戦41ゴール目を決め、ゲルト・ミュラー(Gerd Mueller)氏が持つシーズン最多得点の記録を49年ぶりに更新した。本人もまるで「SF映画」のようだと喜んでいる。

 前週のSCフライブルク(SC Freiburg)戦で、ミュラー氏が1971-72シーズンに作ったシーズン40ゴールの記録に並んでいたレワンドフスキは、ノーゴールで迎えた90分、リロイ・ザネ(Leroy Sane)のシュートのこぼれ球に反応し、最後は相手GKもかわす生粋のストライカーらしいゴールで記録を更新した。試合もバイエルンが5-2で勝利した。

 最終節を終えたレワンドフスキは、スカイ・ドイツ(Sky Germany)に対して「90分待ったが、最後の最後で決めることができた」とコメントした。

「まるでSF映画のようだ。言葉がない」

「リロイがシュートを打つのが見えた。信じ続ける必要があったが、幸運にもこぼれてきた」

 試合終了後に、チームメートとともにトロフィーを掲げてリーグ9連覇を喜んだレワンドフスキは、記録更新まで6本のシュートを決められずにいたことについて「もっと早く得点できなかったのは残念だったが、記録は勝ち取らなくてはならないこともある」と話し、「我慢しながら最後まで信じていた。チームに感謝したい。この記録はみんなで手に入れたものだ」と続けた。

「自分のキャリアでも非常に特別な、歴史的瞬間になった」 (c)AFP/Ryland JAMES