ナイジェリア陸軍参謀長、飛行機事故で死亡
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【5月22日 AFP】ナイジェリア北部で21日、悪天候の中、飛行機事故が発生し、イブラヒム・アッタヒル(Ibrahim Attahiru)陸軍参謀長ら複数の軍幹部が死亡した。当局が明らかにした。
アッタヒル氏は、同国で急増している襲撃事件や10年以上続くイスラム過激派との闘いへの対応を強化する軍指導部改革の一環として、今年1月にムハマドゥ・ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領から参謀長に任命されたばかり。
ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の指導者アブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者が、敵対する「イスラム国(IS)」系過激派組織と衝突した際に重傷を負った、もしくは死亡したと報じられている中で、軍幹部が死亡する事態となった。
アフリカで最も人口が多いナイジェリアでは、元軍人で2015年に初当選したブハリ大統領の政権に、山積する安全保障問題で与野党から批判が集まっている。(c)AFP/Louise Dewast with Aminu Abubakar in Kano