パッキャオ、8月にスペンスとの王座統一戦が決定
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【5月22日 AFP】ボクシング、WBA世界ウエルター級王者のマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)は21日、8月に米ラスベガス(Las Vegas)でWBC・IBF同級王者のエロール・スペンス・ジュニア(Errol Spence Jr.、米国)との統一戦に挑むことを明らかにした。
42歳のパッキャオは、2019年7月に行われたキース・サーマン(Keith Thurman、米国)戦でWBAの同級タイトルを獲得して以来、これが初めてのファイトとなる。「パッキャオ対スペンス、2021年8月21日、ネバダ州ラスベガス」と書かれた宣伝ポスターを自身のツイッター(Twitter)に投稿し、今回の計画を公表した。
米ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)は匿名の情報筋の話として、パッキャオが契約にサインしたこのファイトは米FOXのペイ・パー・ビュー(PPV)で視聴できることに加え、会場はMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)になる予定であると伝えた。
62勝(39KO)7敗2分けの通算戦績を記録しているパッキャオは、ここしばらくリングに復帰する計画を立てており、今月上旬には対戦相手がマイキー・ガルシア(Mikey Garcia、米国)になる見通しが立てられていた。フィリピンメディアでは、同カードが7月に行われると報じられていた。
また、それに先立ちプロモーターであるトップランク(Top Rank)社のボブ・アラム(Bob Arum)氏は、ウェブサイトboxingscene.comに対し、パッキャオとテレンス・クロフォード(Terence Crawford、米国)が6月5日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで拳を交えることで合意したと話していたが、試合の出資者が期限を守らなかったため話は決裂した。
一方、通算戦績が27勝無敗で31歳のスペンスは、自動車が横転してあやうく命を落としかけた事故以来となる昨年12月のファイトで、ダニー・ガルシア(Danny Garcia、米国)に圧倒的な勝利を収めている。(c)AFP