【5月21日 Xinhua News】中国春秋時代の打楽器、編鐘(へんしょう)、甬鐘(ようしょう)、編鎛(へんはく)で演奏した民謡「茉莉花」が注目を集めている。2500年以上前の楽器とは思えないほど、澄んだ音色と美しい旋律が響き渡る。

 考古学スタッフによると、楽器は中国山西省(Shanxi)臨汾市(Linfen)襄汾県(Xiangfen)にある陶寺北両周墓地の出土品のうち保存状態の良好な編鐘・甬鐘3点、編鎛3点。同墓地では編鐘・甬鐘13点、編鎛13点、石磬(せっけい)10点、銅鼓座(銅鼓の台座)1点が出土し、中国芸術研究院音楽研究所の王清雷(Wang Qinglei)副研究員らが古代楽器の性能を調べるため、音響測定を実施した。研究員らは、文化財の安全を前提としながら、試験的に演奏を行うとともに、鐘を打つ撞木(しゅもく)も特別に製作した。(c)Xinhua News/AFPBB News