【5月21日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第103回全米プロゴルフ選手権(2021 PGA Championship)は20日、米サウスカロライナ州キアワ島(Kiawah Island)のキアワアイランドリゾート(Kiawah Island Golf Resort、パー72)で開幕し、先月の第85回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)で日本男子初のメジャー制覇を果たした松山英樹(Hideki Matsuyama)は1オーバー「73」の41位タイで発進した。

 松山はラウンド後、メジャー1勝を挙げたことによって気持ちに違いはあるか聞かれると、「今まで(メジャーでは)勝ったことがなかったので、(以前は)そこに対して気持ちが入りすぎていた部分があったが、きょうは落ち着いてできた」と答えた。

 また、先月グリーンジャケットを手に日本に帰国した際に、2週間の隔離期間を過ごした影響などもなかったといい、「疲れは全然ない。ゴルフがうまくいかないことに対して、オーガスタ(Augusta、マスターズ)の前のような気持ち、もう少しゴルフを良くしたいというふうになってきている」とコメントした。

「1打でも少なく(したい)。気持ちを切らした瞬間にこのコースはスコアがすごく悪くなってしまうので、そういうところを気をつけながらやっていきたい」

 初日はカナダのコーリー・コナーズ(Corey Conners)が5アンダー「67」で単独首位に立ち、メジャー4勝のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)ら6人が2打差の2位タイに続いた。

 50歳のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)は「70」で8位タイにつけた。キャリアグランドスラム達成が懸かるメジャー3勝のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は「73」だった。

 松山と一緒に回った前回王者コリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)と昨年の全米オープン選手権(2020 US Open Championship)覇者ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)は、それぞれ「70」と「72」をマークした。

 一方、世界1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)は「76」、同2位のジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)と同7位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は「75」と出遅れた。日本勢は金谷拓実(Takumi Kanaya)が「75」、星野陸也(Rikuya Hoshino)が「76」だった。(c)AFP/Jim SLATER