【5月20日 AFP】米食品医薬品局(FDA)は19日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)が共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、最長1か月の冷蔵保管を承認すると発表した。同ワクチンの流通の促進を図る。

 FDAによると、この決定はファイザーが提出した最近のデータに基づくもので、ワクチンのバイアル瓶の2~8度での冷蔵保管が可能な期間を、これまでの5日間から最長1か月に延ばす。

 FDA生物製品評価研究センター(CBER)のピーター・マークス(Peter Marks)所長は、この変更によりファイザー製ワクチンの保管などが容易になり、これまでよりも広く行き渡るはずだと述べた。

 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)も17日、ファイザー製ワクチンの最長1か月の冷蔵保管を承認した。(c)AFP